詩人:さんだーそにあ@ | [投票][編集] |
私は毎日学校の途中に置いてある
お地蔵様に祈りを捧げている
小さなことから大きなことまで
願いは様々
どんな願いであっても
お地蔵様は何でも叶えてくれる
勉強から恋愛事情まで
何でも
決まりとして
願いは一日に一回まで
ただし願いを叶えない場合は
次の願いの効力が上がるみたい
よし今日は溜めた願いを使って
あの人に告白しよう
なんせ一週間分なんだから大丈夫だよね
今日からラブラブきゃー
・・・だったらいいなと妄想してみる
告白する勇気なんて芥子粒程も無いのに
ふと目に入ったお地蔵様を見て
現実から逃げる自分でした
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手錠を掛けられた姫
存在しない神だけに救いの手を伸ばし続け
明日もその次の日も
その両手を天に翳しています
束縛されていない両足を忘れ
一途に
神に祈り続ける姫
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彼は自分以上に
私に厳しい
それは私のことを
案じているからだと思う
彼が言うに
人は満足してはダメらしい
もし満足してしまったら
そこで止まってしまうとか
諦めと妥協ばかりの私には
少々きつい言葉だったけど
私はもっと彼に近づきたいがために
満足を捨てた
結局彼とは別れた
とても悲しかったけど後悔はしていない
一人になった私はもう上を目指すしかない
どこまでも満足することなく
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一番きれいな虹は雨の中にあった
よく雨上がりに虹が出るというけれどあれは嘘で偽物だ
カタツムリが雨になっても出てくるのも
雨が降ったら傘をささなくちゃいけない訳も
全てこの虹のせいだろう
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雲ひとつ無い晴れならば
悩みなんて一つもなくて
気分も晴れやかレッド
大荒れ土砂降りの雨ならば
どんどん落ち込んじゃって
気分は青色ブルー
しんしんと舞い散る雪ならば
キレイに儚く消えてしまいそうで
気分は終末のホワイト
色々色な天気に
左右されて流されて
今を生きる私
明日も天気がきますように
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他人の笑顔を見たいのは
自分の笑顔が欲しいから
悲しい時に泣かないのは
涙が出てこないから
鈍感な顔はいつも無表情に固まって
笑い顔も泣き顔もすぐには出てこなかった
やっと表情が変わった時には
もう遅かった
今日も照明の下に立って
他人の笑顔と自分の顔を重ねてる
詩人:さんだーそにあ@ | [投票][編集] |
ふと学校の敷地内でキミを見かけた
キミは私を見て見ぬ振りをする
私じゃない誰かと
キミは仲良く手をつないで歩いている
私はキミのことを
まだ未練がましく夢を見るというのに
キミは私のことを
視線からすらも外してしまっているなんて
私も同じようにすればいいだけなのに
できないのは何故だろう
今でもキミの優しさが
心から外れないのは何故だろう
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白い兎は純粋だった
どんなことも疑わず
真っ直ぐな瞳で信じてる
その白が社会の灰色に
染まっていくまでは
走っても
跳んでも
汚れた色は落ちなかった
兎は月を見て泣いた
その瞳が赤から澱んだ青に変わるまで
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私は花なんて貰っても嬉しくない
僕は花を買うお金もない
私は結婚なんてしたくない
僕は結婚する相手もいない
私はあなたのことが好きじゃない?
僕はあなたのことが好きじゃない?
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ねぇ、夢ってのはどこに埋まってんの?
そこら中穴だらけにしても見付からないんだ。
アキラメかけてるんだけど
どうすればいい?
どうやれば見つかる?
──ドンナユメ?
──ユメハナニ?
そうか、それを忘れてたんだ。
どおりで見つかんないワケだ。
で、アンタは誰だ?
──キミノユメダヨ、あんまり遅いから君を迎えに来たんだ