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タンバリンの部屋


[15] 水色ドア
詩人:タンバリン [投票][編集]


二階の右から四番目、一つだけ色が違ってる


ペンキ塗りたて水色ドアに、ノック3回


ドアが開いたら、振り向きざまにラリアット。ふざけ笑いで。


それが僕達の合図



一人には広めの2DK、偏った家財道具たち


二度煎れの苦いコーヒー

いれたら流しにぶちまけるのが


僕達の決まり



また、彼女はあの掛け時計を

12時間と5分ずれているって言い張る


僕は、そうだね。って、うなずく



ボロのベッドに裸電球

ひねって消したら



始まりの合図



僕は思う。


倒錯的な出来事に溺れるように、


現実世界は海の底へと舵をとってる



だからいつか、きっといつか


僕たちはまともだって、言ってもらえる日々がくる。



くるんだ。

2004/12/06 (Mon)

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