ホーム > 詩人の部屋 > タンバリンの部屋 > グレープのサンドウィッチ

タンバリンの部屋


[54] グレープのサンドウィッチ
詩人:タンバリン [投票][得票][編集]



良い果物がある時は皆ジンで割ってしまうんだ



もの珍しそうに何も知らない君と


時々いたずらをして暮らしたい



言葉を空気の瓶に居れて



巨峰の実の色したビル風の中で




こっそり涙を流してる


もうみんな眠る前さ


あんなに機嫌悪そうに



ニュースペーパーは紫


舞い上がった緑の魔法ビン



言葉を空気の瓶に居れて



抱き合っていたい。君と。




2007/12/10 (Mon)

前頁] [タンバリンの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -