詩人:波瑠樹 | [投票][編集] |
逆上がりは
もう出来なくて
いつの間にか
日は暮れた
不思議と僕は
悲しくないよ
泣き虫キャンディー
笑ってよ
夜空に大輪が
咲く頃
レモネード色の
君想う
さよならキャンディー
平気だよ
いつしか君が
大人になっても
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カラコロ‥
グラスの中溶けて回る氷、
恋 煩い‥
カラコロ‥
持て余す切なさ落とす涙、
片想い‥
灼熱の太陽と
涼風、日陰のベンチ
揺れる想い
カラコロ‥
カラコロ‥
カラ‥コロ‥
‥
飲み干した午後二時。
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あなたが綺麗だと
触れてくれたから
僕はあれ以来
髪を切らなくなった‥
蒸し暑く
まとわりつく
襟足が、前髪が
むしろ
熱情を駆り立てる‥
僕の髪は
黒い猫の気。
まるで
わずらわしく募る想いを
代弁するかの様に
僕の全てに絡み
支配するんだ‥
あなたの気紛れか
あなたの悪戯か、
今夜も僕は
あなたに
甘く 恋焦がれてる‥。
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僕らを繋ぐものは
何なのだろう‥
君は僕といる時には
笑わない
僕は君がいない時には
笑えない
凸凹尖った愛情を
優しく撫でて滑らかな形にしたい‥
君の澄んだ瞳には
僕は映り込まない
君の閉じた心には
僕は入り込めない
僕らを繋ぐものは
何なのだろう‥
僕らを繋ぐものなど
本当は何一つ
ないのかもしれない‥。
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雨の日にはいつも
君の白い傘の花が咲く
僕は、この部屋のこの窓から
雨の日を待ち侘びてる
雨の日の君は
一段と綺麗に笑うんだ
白い花をクルリと回し
跳ねる雫と踊ってる
僕は、この部屋のこの窓から
雨の日の君に
恋をしたんだ‥。
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小さな胸ポケットには
一握りの涙
君が僕の為に流した
春色の優しい結晶
今夜は一段と星が
綺麗だから、
あの星も一つ
連れて行こう。
もうすぐ今夜の
最終列車が来るよ
汽笛の音が
夜の闇を駆け上がる
泣いた後に笑う君
抱き締めようとして
堪えた両手
震えてるんだよ‥
さぁ、行かなくちゃ
夜明けに向かって
行かなくちゃ…
君が願ってくれるから
僕の明日は
きっと快晴さ
僕の旅立ちは
どこまでも青く澄んで
眩しく輝くのさ
眩しく広がるのさ…!
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僕は雨に問う
あの子は今、
泣いているの‥?
僕は陽だまりに問う
あの子の傍に
温もりはある‥?
僕は風に乗せる
愛しきこの想いよ、
あの子の胸に
どうか、広がれ…!