音もなく雪溶け水は流れ落ち、僕の元へと訪れる君が春を知らせる事だろう…田園脇を駆ける風の歌…それに応えるかの様な制服達の笑い声…僕と君が出逢いそして巣立った、あの古びた校舎を思い出す…冬の終わりの君と僕、永く刻んだ時を抱き柔らかな陽を浴びて…新しい二人を迎え結びゆく…。
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