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波瑠樹の部屋


[40] 茜色の風に細めた瞳
詩人:波瑠樹 [投票][得票][編集]


移り変わる季節の匂い
日ごと夕闇が急ぎ足で
夜を迎えに来る…

秋から冬への陽の光は淡く
空の高さは
想いを遠ざけて行く…

長い長い夜の静けさは
心を穏やかにすると同時に
僕という存在を
まるで簡単にその闇に飲み込む…

僕は笑い方を忘れた
僕は歩き方を忘れた
僕は
僕は
深い眠りから
覚めない様な錯覚を知った。

それでも僕は
もがき苦しみ、苦笑いを浮かべ
何かを全てを
変えたいんだ。

夜明けの少し前、
夜から朝へと
茜色に空が移りゆくその様が
それでもやはり
美しいと感じて
しまうんだ…。





2016/11/24 (Thu)

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