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雨蛙の部屋  〜 投稿順表示 〜


[132] 60億分の1
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ヒトとヒトとの出会いは

60億分の1の奇跡

全てが唯一つの出会い

大切な家族との
親愛なる友との
最愛の人との

うたかたの夢のように

儚いその出会い

一つ一つを

大切に生きたい

2007/02/23 (Fri)

[133] 水の影
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光に揺らめく
水の影
その美しさに
心奪われ

小さな部屋に浮かぶ
水槽の中
限られた自由を
彷徨う魚に
自分を重ねた

雨に包まれた部屋の中
自由の中の不自由に
不自由の中の安らぎに
何時の間にか
涙が零れていた

2007/02/27 (Tue)

[134] 危うき空
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イカロスの翼を纏い
ただ高く飛ぶことを夢見
一心に
ただ真直ぐに夢を目指す
いつの日か
大地に落ちてしまおうと
後悔はしない
自分で選んだ夢なのだから

2007/03/01 (Thu)

[135] Lost days
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何時からだろう
失われた日々を
取り戻したいと思い始めたのは
何もせず過ぎ去った
日々はもう
取り戻すことは出来ない

何度も失って
その度に後悔を繰り返す
何時でも言える
そう思っていた言葉も
今は伝える事ができない

日々、想いは巡り
ふと立ち止まった瞬間
涙が頬を伝った

2007/05/29 (Tue)

[136] 涙色の空と隣り合わせの感情
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歓喜の唄が
楽しそうに
嬉しそうに
涙色の空を泳いでく
弾けた雫が
優しい波紋を
幾つも
幾つも
連ねて描いてく


絶望の叫びが
苦しそうに
淋しそうに
涙色の空に沈んでく
弾けた雫が
悲しい波紋を
幾つも
幾つも
連ねて描いてく


あぁ何時だって
隣り合わせなんだな
歓喜も絶望も
どちらも
大切なモノだから
涙と一緒にやってくる

今日も何処かで
涙色の空を彩り
描いているんだろうな

2007/05/31 (Thu)

[137] 花鳥風月
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花の香に心奪われ
鳥の声に心癒され
風の温もりに時を忘れ
月の輝きに刹那を識る

何処にいても
感じ取れる
この美しき世界に
尽きる事無き感謝を……

2007/06/14 (Thu)

[138] 雪月華
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雪の白さに心洗われ
月の輝きに身体清められ
華の彩りに命を描く

儚い故に美しき世界に
心身を沈め
今、天地と一つに

2007/06/14 (Thu)

[139] 悲しい涙
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悲しい涙が頬を伝い
僕の心から温もりが
流れ落ちる
緩やかに温度を無くした
心はやがて
無機質な冷たさを放ち
やがて凍りつく
大切な存在を失うのは
どうしてこんなにも
心が痛むのだろう
どうしてこんなにも
苦しいのだろう

今はただ
氷牢に籠もり
雪解けの春を待ち続ける

2007/06/15 (Fri)

[140] 午後の虹
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朝から降り続いた雨が
何時の間にか止んでいた
帰路についた車の中
信号待ちの午後の空に
薄く架かる虹に気付いた
その美しさに
静かに胸が脈打った

2007/06/21 (Thu)

[141] 紫陽花
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紫陽花に光る
昨夜の雨の名残に
梅雨の訪れを感じ
朝靄に混じる
心地よく冷たい霧雨に
移ろう季節を肌で感じる
光や色彩
湿度や温度が
僕と言う小さな個に
世界を与え教えてくれる

2007/06/21 (Thu)
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