詩人:雨蛙 | [投票][編集] |
ヒトとヒトとの出会いは
60億分の1の奇跡
全てが唯一つの出会い
大切な家族との
親愛なる友との
最愛の人との
うたかたの夢のように
儚いその出会い
一つ一つを
大切に生きたい
詩人:雨蛙 | [投票][編集] |
光に揺らめく
水の影
その美しさに
心奪われ
小さな部屋に浮かぶ
水槽の中
限られた自由を
彷徨う魚に
自分を重ねた
雨に包まれた部屋の中
自由の中の不自由に
不自由の中の安らぎに
何時の間にか
涙が零れていた
詩人:雨蛙 | [投票][編集] |
イカロスの翼を纏い
ただ高く飛ぶことを夢見
一心に
ただ真直ぐに夢を目指す
いつの日か
大地に落ちてしまおうと
後悔はしない
自分で選んだ夢なのだから
詩人:雨蛙 | [投票][編集] |
何時からだろう
失われた日々を
取り戻したいと思い始めたのは
何もせず過ぎ去った
日々はもう
取り戻すことは出来ない
何度も失って
その度に後悔を繰り返す
何時でも言える
そう思っていた言葉も
今は伝える事ができない
日々、想いは巡り
ふと立ち止まった瞬間
涙が頬を伝った
詩人:雨蛙 | [投票][編集] |
歓喜の唄が
楽しそうに
嬉しそうに
涙色の空を泳いでく
弾けた雫が
優しい波紋を
幾つも
幾つも
連ねて描いてく
絶望の叫びが
苦しそうに
淋しそうに
涙色の空に沈んでく
弾けた雫が
悲しい波紋を
幾つも
幾つも
連ねて描いてく
あぁ何時だって
隣り合わせなんだな
歓喜も絶望も
どちらも
大切なモノだから
涙と一緒にやってくる
今日も何処かで
涙色の空を彩り
描いているんだろうな
詩人:雨蛙 | [投票][編集] |
悲しい涙が頬を伝い
僕の心から温もりが
流れ落ちる
緩やかに温度を無くした
心はやがて
無機質な冷たさを放ち
やがて凍りつく
大切な存在を失うのは
どうしてこんなにも
心が痛むのだろう
どうしてこんなにも
苦しいのだろう
今はただ
氷牢に籠もり
雪解けの春を待ち続ける
詩人:雨蛙 | [投票][編集] |
紫陽花に光る
昨夜の雨の名残に
梅雨の訪れを感じ
朝靄に混じる
心地よく冷たい霧雨に
移ろう季節を肌で感じる
光や色彩
湿度や温度が
僕と言う小さな個に
世界を与え教えてくれる