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雨蛙の部屋  〜 投稿順表示 〜


[172] 白く儚く夜空に散る
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白く
ただ白く
儚く
夜空に散る
掴む事の出来ぬ
夢の如く
ただ儚く
白を紅く染め
朽ちゆく

2008/02/11 (Mon)

[173] 夜羽根は瞬く
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煌めく夜を移ろいて
辿り着くのは
君のもと
闇夜に羽ばたき
散らす羽根
天より降りおる様を
星の瞬きだと
雪の舞いだと
偽りと知るも疑わず
ただ煌めく夜を
君のもとへ

2008/05/28 (Wed)

[174] 心を潤す涙を一滴
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真夜中の風は
少し冷たく
明るい月の温もりを
強く強く際立たせる

優しい涙が一滴
心を濡らし
弾けて散った


夕暮れの風は
湿り纏い
咲き誇る華の薫りを
強く強く際立たせる

芳しい涙が一滴
心を濡らし
弾けて消えた


真昼の風は
熱を帯びて
揺らぐ木々の輝きを
強く強く際立たせる

楽しい涙が一滴
心を濡らし
弾けて飛んだ


朝焼けの風は
始まりを運び
眠った街の静けさを
強く強く際立たせる

嬉しい涙が一滴
心を濡らし
弾けて笑った


今日の風は
何処へ吹き
誰の心に留まるかな

心を潤す涙が一滴

アナタの所へ
届きますように

2008/06/07 (Sat)

[175] 『ありがとう』を伝えたい
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募る想いと裏腹に
貴女を傷つけて

募る想いと裏腹に
貴女を疑って

募る想いと裏腹に
貴女を憎む
心を生んだ


何時も
貴女は優しくて
その優しさに甘え
貴女の苦しみを
知る事も無く
貴女の涙を
理解する事さえ
出来なかった


別れの日に
募る想いを
貴女へ贈ろう

返ることの無い
笑顔の為に

心の中の
笑顔の為に

2008/06/07 (Sat)

[176] 夜闇の果て
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夜の帳が降りる頃
ざわざわと音を立て
僕の心に雨が降る

焦燥に駆られ
夜闇を抜け
辿り着くのは
闇深き絶望か
闇晴らす希望か

今はまだ
雨音と共に
夜闇を行く

2008/06/16 (Mon)

[177] 雨ヲ詩ウ
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見上げた空が泣き出して

冷たい雨が頬を伝う

大人になって泣けなくなった

僕らの代わりに

また今日も何処かで

雨が降る

2008/06/19 (Thu)

[178] 優しい謌に想いを寄せて
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ふわりと心に舞う様に
そっと魂が震う様に
君が優しく謌うから
僕は君に恋をした
愛しくも切なくも
想いの全てが
君に染まる

今はただこの想いが
生涯最後の想いとなる様に
願う事しか出来ない

2008/07/19 (Sat)

[179] 笑顔が咲いた夏休み
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大輪向日葵
夏空の下
白雲の影で
一休み


薫る海風
波音の向こう
揺れる木陰で
一休み


砕けた夕凪
花火の彩り
祭り囃子の外れで
一休み


真夏の太陽
暑さに負けず
笑顔ではしゃげ
夏休み

2008/07/15 (Tue)

[180] 雷神豪雨
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雷神太鼓が
鳴り響き
曇天閃雷
乱雨を連れて
嵐が来るぞ
嵐が来るよ


雷神太鼓が
鳴り響き
暗雲散雷
猛雨を連れて
嵐が来るぞ
嵐が来るよ


雷神太鼓は
鳴り止まず
天雲万雷
豪雨を引き連れ
嵐は行くよ
嵐が行くぞ

2008/07/29 (Tue)

[181] 大切な人へ
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大切な人へ
ありがとうを言える喜びを
忘れないように
今日も笑顔で
僕は言う
「ありがとう」と


大切な人へ
おかえりを言える優しさを
失わないように
今日も笑顔で
僕は言う
「おかえり」と


大切な人へ
想いを伝えられる幸せを
今,誓うように
今日も心で
僕は想う
「愛しています」と
僕は想う

2008/09/03 (Wed)
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