ねぇ覚えているかな?僕らの出会ったあの日の事を銀杏の黄色が眩しくて紅葉の赤が鮮やかで雪の白が儚くて月の光は朧げで木々の囁きが寂しくて音もなく降りだした雪の夜空そんな全てが重なった聖夜に那由多の奇跡が君のもとへと導いたんだ夜空を伝うか細い歌声を辿り僕は君を見付けたんだそれとも君が僕を呼んでいたのかな?ねぇ覚えているかな?僕ら出会ったあの日ことを僕は今も昨日の事の様に鮮明に覚えているよ
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