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雨蛙の部屋


[15] 宿り木
詩人:雨蛙 [投票][編集]

大空を自由に飛ぶ君が
いつか疲れ
羽を休ませる場所を望むなら
僕はこの両腕を広げよう
君がゆっくり休める様に
大きく高く広げよう

暮れ行く空を悠然と泳ぐ君が
いつか疲れ
眠りに就く場所を求めるなら
僕はこの両掌で包み込もう
君がぐっすり眠れる様に
柔くしなやかに包み込もう

羽を痛め飛べない君が
いつか疲れ
倒れてしまいそうなら
僕の体で支えよう
君が安心して傷を癒せる様に
強く優しく支えよう


願えるならば
僕は君にとって
そんな宿り木でありたい

2006/09/06 (Wed)

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