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雨蛙の部屋


[161] 緋鯉が一匹
詩人:雨蛙 [投票][編集]

緋鯉が一匹
空見て泣いた
小さな囲いの
その中で
自由が欲しいと
空見て泣いた


緋鯉が一匹
雲見て泣いた
水面に流れる
雲の下
遠くの空を
泳いでみたいと
空見て泣いた


緋鯉は一匹
水の中
小さく揺れて
闇へと隠れた

2007/10/16 (Tue)

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