素知らぬ顔した夜また今日も雲間から緩く指す光が孤独な月影を揺らし人形達の翼影を描く孤独を憂う心の陰と連れ添って夢見の身体を置き去りに星屑の海原の果て安寧の丘の木陰の袂に優しく抱かれ羽陰の舞うなかそっと心が眠りに堕ちた
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