ホーム > 詩人の部屋 > 雨蛙の部屋 > 翼影の旅路

雨蛙の部屋


[166] 翼影の旅路
詩人:雨蛙 [投票][編集]

素知らぬ顔した夜
また今日も
雲間から緩く指す光が
孤独な月影を揺らし
人形達の翼影を描く
孤独を憂う
心の陰と連れ添って
夢見の身体を置き去りに
星屑の海原の果て
安寧の丘の木陰の袂に
優しく抱かれ
羽陰の舞うなか
そっと心が眠りに堕ちた

2007/10/28 (Sun)

前頁] [雨蛙の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -