詩人:シゲヲ | [投票][編集] |
東の空がまた
赤くなったような気がする
熱い熱い
心
空が邪魔だ
あの宇宙に行くためには
毎日が誕生日にするために
それくらい、幸せだと思えるために
どこかの勇者のように
剣と
弓と
魔法使いの杖を持って
あの空を打ち砕きに行こう
どこか、かしこの最後の物語のように
勇者は、生まれてきた理由がそれだから
それだけでないと、ヒトのルールと戦うのさ
すなわち
その手は
空をも打ち砕く
きっと、打ち砕ける
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この世界は
誰が作ったんだろう
でもきっと
選ばれた人ばかりが
作ったわけではないのだろう
誠実で
真面目で
そんな人ばかりじゃない
漂流するような
旅人
砂浜に打ち上げられた鯨は
はずれままの航路を
拾い上げるわけも無く
小さな小さな
骨になる
触れば崩れ落ち
風となる
この世界は
選ばれたものばかりが
作ったわけではない
だけどいつしか
世界は選ばれたものばかりが
作ったように勘違いした
すべてものは・・・・・・
拾い上げたら
以外に重いくて
そして
この鯨のように
儚い
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誰かが書き残していた
名の無い詩を
いつのまにか口ずさんでいた
痛みがどこか伝わってきた
沸き上がる優しさが
どこまで 吹き上がるように
口ずさむ歌を
心は知ったよ
空が教えてくれた
空が奏でてくれた
痛みを・・・・・・奏でてくれた
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僕たちが絶望して棄てていった街は
一人の幼子がいた
僕はこの子供を殺した
この手で、首を絞めて
殺したんだ
さあ――
この行為を否定するあなたは
どれだけ他人を殺してきたかな?
詩人:シゲヲ | [投票][編集] |
夏のシラベを聞いた
いくか、聞けた
忘れないように書き込んだ
心に書き込んだ
浮世の眩しさと、
たくさんの嘘を塗りこみながら
生まれゆく意味と
夏のシラベを私は探した
探して、見つけて、うつ伏せになって
こうやって、天空を見ながら
死に逝くんだ