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まとりょ〜鹿の部屋


[122] Cage
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

物言わず
ベッドの隣
衣擦れの音。

私はただ
目に映る全てのモノを
綺麗に残したいだけだったのよ。

出てゆくんなら
私の見えない時にして

寝たふりしながら
止める事の出来ない女を貴方は見透かしてたのね。

時は笑える位
ぐるぐる巡ってゆくけれど
私は笑える位
この籠にこもったまんま貴方の帰りを待っている。

私をこの籠に閉じ込めたのは
あの日消えた貴方。

私独り
広いベッドで寝返り
衣擦れの音。
貴方が居ないと教える音。

2006/02/21 (Tue)

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