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まとりょ〜鹿の部屋


[131] 狡猾な悪魔。
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

自分ってヤツは一体いくらなんだろうって

持ってないモノは何だろうかってねぇ

物憂げに首傾げちゃって俺。

やっぱ足りてないんかなぁ。

こんにちは悪魔さんよ

たまにはヒントのプレゼントをくれってなぁ

甘い甘い蜜ばかりのバスタブになんてさぁ

ずっと浸かってても
しっぺ返しが怖いってもんさ。

ぬか喜びしちゃって
笑いながら蜜すすっちゃった
俺なんかにゃ言われたくもねぇかも知れないが

重たいマンホールの蓋
俺の心臓の扉になんかせんでくれ。

心臓ん中、高笑いしながら
お菓子を食うのはやめてくれ。

あんたが思っている以上に俺はピュアなのさ。

なかなか落ちない砂。
蟻地獄。
足元ぬかるむ程度の罪と罰。

全く痛みは感じない。
でも
少しずつ削られてく。

悪魔さんよ。
あんたは上手くてズルいよ。

2006/03/13 (Mon)

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