詩人:まとりょ〜鹿 | [投票][編集] |
君に触れられた腕。
見事に
こっちの胸が痛い。
確かめようもない
探りようもない
それは
己次第と心得
僕の頭でまた下らない
孤独な闘争心と
行き場のない理性
喉元まで掛け巡らせてはおあずけを喰らわす。
『ワインをちょうだいよ。』
『ちゃんと送って行ってね。』
何て見事なガキの使い
もっと君が遠い人なら
群集の砂地に紛れ
もっと笑えてたんだから。
僕にだけ教えてよ。
とっておきの君を
君だけが知ってよ。
とっておきの僕を
存分に味わい尽くした後に
消しカスみたいに払ってくれよ。
僕はいつでも
君の横顔に
出掛かる言葉も殺される。