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まとりょ〜鹿の部屋


[146] タイトルなんて無いよ
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][得票][編集]

逃げ出したように
そこから消えた。

まだ僕の知らない
君の横顔と涙。

全てを吸い込む
枕のカバーは
涙ばかりを吸い込んだ

嘘を吐いた君。
嘘を吐かせた僕。

同罪だったんだって
明日は笑っていたい。

花を買った。
枯れない観葉植物。
僕は涙でいっぱいだったのに。
君はもう枯れた。

ごめんなさいと
ありがとうを
忘れた子供。

きっとそれは僕の事だったんだろうな。

タイトルなんて無いよ
ただそれは悲しい位の真実だったんだから。

2006/07/07 (Fri)

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