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まとりょ〜鹿の部屋


[161] ユメザムライ
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][得票][編集]

『生きとし生ける者
その全てが幸せだといいんですがねぇ〜』

ブカブカで台詞とは不釣り合いな格好した男は笑う。

力の無い目元の瞳の奥では
確実に私の心を見透かして

…ほら、泣けてきちゃうじゃない。小さい体一つ、窮屈な強がり。

銀色の星屑が貴方のフワフワ髪を輝かせるから
ついつい抱きついて口元緩んだ。

易々と夢は語らず
媚びる事もなければ
いつも誰かを救い出しては
我関せずと優しく微笑む貴方。


甘えついでに言っちゃっていいですか?

好き。

好き。

私、貴方が大好きなんです。


『んな事ぁ分かってますから。』なんて
また星空眺める遠い視線。

私だって分かってるんだよ。

貴方は誰かのモノでなく、夢のモノ。
独り占めなんか出来やしないの。


侍一匹。
それが私の見た背中。
夢一つ。
貴方は戦い続けてゆく。

2006/11/26 (Sun)

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