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まとりょ〜鹿の部屋


[160] あいらぶ肉屋さん
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

そりゃ尋常じゃないものよ。隣の家の換気扇。
部屋中漂うマッタリとしたウマミ。

なるべくなら貧乏を
体験するべきとは言うけど
私たちは育ち盛りなのよ、ねぇ お母さん。

隣が肉なら、我が家の魚の匂いが勝るのよって
変な所で対抗意識を燃やさないで

3年間、豚肉を牛肉と勘違いして笑われた私。
だから、ほらっ、もう限界なのよ。

月末になったら肉屋
お父さんにお願いしようよ。

月末になったら肉屋
スーパーのタッパーに入れられたのは嫌なの。

月末になったら肉屋
合い挽きとかって逢い引きに似た異種混合はやめて。

月末になったら肉屋
オージーとかニュージーともお別れして。

月末になったら肉屋
滴れ落ちる脂って一体どんなのよ?

大人になったら間違いなく私は
父のような定収入の人とは結婚しないわ。

間違いなく私は、肉屋さんと恋したい。

2006/10/21 (Sat)

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