詩人:まとりょ〜鹿 | [投票][編集] |
恋人にも
友にも
恩師にも
僕は一向に振り向いてはもらえず
それらの腕にしがみつき悲願するものなら、
一様に罵倒と汚れを払うような態度で
その腕を振り棄てる。
何故だ?何故なんだ?
せっかく此処まで急いできたのに。
皆の為になると、自ら盾になり立ち向かったのに…。
嫌いなアイツが言ったんだ。
憐れみの目で僕を見下ろし言った。
“みんなにお前は嫌われたんだ。
それは…
お前がパンツ一丁だからだろ”
目が覚めた
平穏なる朝日。
一人見慣れた部屋で
嗚咽しながら涙を流して茫然と夢だと知る。
それから僕はパンツ一丁で寝るのをやめた。