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まとりょ〜鹿の部屋


[235] ピーピングトム
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

昼間の情事。
秘密の目配せ。
全て全て知ったよ。

その艶めかしい汗も。
豹変する表情も。
そしてまるで
昼メロのような関係も全て。

君に笑いかけられると
罪悪感と批判的な思考が
尚の事
ボクに微妙な時間を生むんだよ。

嘘つき
嗚呼、君は嘘つきだ。

しなやかな仕草と
無垢な微笑みは
全てこの汚れきった時間を誤魔化す
偽りの姿でしかないんだね。

ボクは何を見た?
馬鹿を見た。
いいや
獣を見たんだ。

艶めかしい性の獣よ。
どうしてこうも
ボクを突き放してはくれないんだ?

この薄い壁と
あからさまな暗黙のサインを
ボクの視界から塞いでくれ。

またボクは
黒く汚れた君を
覗き見てしまうのだろう。

目を潰してくれ。

2008/03/13 (Thu)

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