詩人:まとりょ〜鹿 | [投票][編集] |
昼間の情事。
秘密の目配せ。
全て全て知ったよ。
その艶めかしい汗も。
豹変する表情も。
そしてまるで
昼メロのような関係も全て。
君に笑いかけられると
罪悪感と批判的な思考が
尚の事
ボクに微妙な時間を生むんだよ。
嘘つき
嗚呼、君は嘘つきだ。
しなやかな仕草と
無垢な微笑みは
全てこの汚れきった時間を誤魔化す
偽りの姿でしかないんだね。
ボクは何を見た?
馬鹿を見た。
いいや
獣を見たんだ。
艶めかしい性の獣よ。
どうしてこうも
ボクを突き放してはくれないんだ?
この薄い壁と
あからさまな暗黙のサインを
ボクの視界から塞いでくれ。
またボクは
黒く汚れた君を
覗き見てしまうのだろう。
目を潰してくれ。