ホーム > 詩人の部屋 > まとりょ〜鹿の部屋 > ダンプカーに轢かれたみたい

まとりょ〜鹿の部屋


[270] ダンプカーに轢かれたみたい
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

結局行き当たりで行動して後悔して

自分のせいだって思ってる自分にまた

変な矛盾を感じてる癖に文句一つ言えないで

その癖沈黙が嫌い。まるで葬式みたいだから

私だって貴方だって同じなのよ?


同じだって分かってるから言えないの?


それって可笑しいじゃない?


同じと知ってることは違うのよ?


その身体は貴方だけのモノで私が…

どれだけこの手でこの手で触ったって撫でたって
すれてるのを感じたらそこで終わりなんだから

意識と意思は別物で
私の為にしてると思ってる正義は
ただ貴方だけの為のゲームで
勝敗は貴方次第なので


無意識に手放したその一言は
私の肉片すら吹っ飛ばすバズーカなんですよ。
私が意識的に放った反論は
空気より軽いからお空に飛んでいきましたと…さ。


この馬鹿馬鹿!!馬鹿やろう!!
痛いじゃないさ、このこのって…
不条理だわ、とっても同じとは思えないくらいね

貴方の一撃はダンプカーで
私の突進は鼠の疾走みたいなもんよ
その場で打ち付けられてぺっしゃんこよ

男だからってズルイ。

甘えがズルイ。

結局どんな力を使ったって貴方の一言の重さは
私がどんな先制攻撃を仕掛けたって
防ぎようのない事故だもの。予測不能で、男だからって劣等感?

馬鹿みたい、馬鹿よ馬鹿。
誰に乞うても私の幸せは私が決めるものなのに。

2009/11/03 (Tue)

前頁] [まとりょ〜鹿の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -