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まとりょ〜鹿の部屋


[300] ナツノケモノ
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

久方振りに耽った
自慰行為に耽った
温かい布団と波音
数秒毎に押寄せる
頭が狂った様です

足元に隙間風を吹かせては
どんより佇む悪夢と後悔の行為
眠れないんです、もう眠らないんです

頭の中が湧いて湧いて
渇きを知らないせいで

私は完璧な廃人には成れず

涙を流し、枯れる事の無い浅はかな憶測と希望
夢に見て、乞い壊れ、崩れる事なく懺悔して

あれから景色は変わっていません。
変わってしまったような錯覚を孤独が身勝手に孕むのです。

あなたが居ないと言うだけで…


これ見よがしに早急に寒くなって
仕方なしにと厚着して顔を隠して憂う。

ナツノケモノ
また見えない場所で笑う。
ナツノケモノ
私は崩れたくとも乾かない。
ナツノケモノ
また来年お見かけしましょう。

彼岸の花が咲く頃に、少しだけセンチメンタルを知る。

ナツノケモノは人を最後まで食い尽くさない。狡い話だと憂うだけ。

2012/10/21 (Sun)

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