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まとりょ〜鹿の部屋


[309] うつほのなかに
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

愛を肥やし
数を増やし
まっさらな大地で
人は人と言う獣

区別し
分節し
いがみ合い
減らし合う

思考と言う構造に
自ら飛び込んだ獣
迷い込むその手を
捻ったのはどんな獣だったか

多種多様な獣が
長い年月を掛け
踏みならして来た大地

その上に私は腰掛け空を見てた

思ったよりも
愛とか命はシンプルで

ただただ空洞を見つめて
今を呼吸するのみに在る

複雑にのめり込む必要は無さそうだ。
何故なら思った以上に空洞だったからだ。

2012/11/17 (Sat)

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