愛を肥やし数を増やしまっさらな大地で人は人と言う獣区別し分節しいがみ合い減らし合う思考と言う構造に自ら飛び込んだ獣迷い込むその手を捻ったのはどんな獣だったか多種多様な獣が長い年月を掛け踏みならして来た大地その上に私は腰掛け空を見てた思ったよりも愛とか命はシンプルでただただ空洞を見つめて今を呼吸するのみに在る複雑にのめり込む必要は無さそうだ。何故なら思った以上に空洞だったからだ。
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