詩人:まとりょ〜鹿 | [投票][編集] |
誰かを守るなんて
そんな美徳は無くて
鋭い刃先を光らせて
虎視眈々と獲物探し
誰が聞いても怪訝そうな表情を浮かべ
縦横無尽に振る舞う姿はまるでシリアルキラー
誰かこの人を止めて
人らしき心を持たず
己の欲に取り憑かれ
刃を向け笑う。
いいですか?
よく聞いて下さいね
これは時代活劇でも
ましてや創作話でも
昔話でも御座いません。
銃刀法違反とか
迷惑条例違反でも
決してこの人を裁く事は難しいでしょう。
心臓を抉るように
躊躇せず一太刀
バッサリと責めるのです。
学が有るからでしょうか?
思った以上に殺傷能力があるんです。
あなたの刀はなまくらですか?鋭いでしょうか?
そうです、誰しも帯刀しているのです
顔に鋭い刃を貼り付けて
その刃先からは今日はどんな一太刀が零れるのでしょう。
言葉は武器、
殺す事だって容易な鋭さ
あなたは今日も己を守る為に戦うのでしょうか?