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まとりょ〜鹿の部屋


[311] 武器
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

誰かを守るなんて
そんな美徳は無くて
鋭い刃先を光らせて
虎視眈々と獲物探し

誰が聞いても怪訝そうな表情を浮かべ
縦横無尽に振る舞う姿はまるでシリアルキラー

誰かこの人を止めて
人らしき心を持たず
己の欲に取り憑かれ
刃を向け笑う。

いいですか?
よく聞いて下さいね
これは時代活劇でも
ましてや創作話でも
昔話でも御座いません。

銃刀法違反とか
迷惑条例違反でも
決してこの人を裁く事は難しいでしょう。

心臓を抉るように
躊躇せず一太刀
バッサリと責めるのです。

学が有るからでしょうか?
思った以上に殺傷能力があるんです。

あなたの刀はなまくらですか?鋭いでしょうか?
そうです、誰しも帯刀しているのです


顔に鋭い刃を貼り付けて
その刃先からは今日はどんな一太刀が零れるのでしょう。


言葉は武器、
殺す事だって容易な鋭さ

あなたは今日も己を守る為に戦うのでしょうか?

2012/12/15 (Sat)

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