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まとりょ〜鹿の部屋


[321] 新聞紙
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

他人目線に善し悪し
優柔不断に好き嫌い
人種差別に足し引き

目に映る羅列は現実であり
脳に伝うイメージは不正解

事実わたしは事柄を知り得ず
現実わたしは制限を敷かれ

感情に左右され
右往左往這う言論

もしもあなたが
違う誰かを選択し
違う明日に立ったとしたなら

それはどんな色?どんな味?不明瞭

もしもあの時
抽象的な言い回しを回避したなら
もしもあの日
具現化した未来を正確になぞれたら

繰り返すは人の過ち
感覚的には時の過ち

知るからこそに美しく
高解像で鮮明に描かれる理想

打ち伸ばされた紙面に踊る極めて抽象的な黒字の媒体

明日もまた踊る黒字の羅列

2013/06/03 (Mon)

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