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まとりょ〜鹿の部屋


[322] 大多数奔放
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

人の崩落する様を
遠き姿勢で感嘆し
他人の不条理を味わい尽くし
吐くのは的外れな文字の羅列

正解不正解
曖昧な線引き
正統異端視
民が主たる国

噂話は美味しいね
的にされるのは不味いわね

三分の二の悪が
正義と印され
三分の一の声が
否され消され

あの子とあの人が
まぁ何て悪い人
泥沼、泥試合
薄ら汚く罵る羅列文化

青い鳥が囀り
悪択を貪り吐いて
如いては核すら
度外視、皆
習えとばかりに統一される

無念や背景
実情と現在
青い鳥は尚も
悪戯に細事をも掻き乱す

浸透性から成る
流行風邪の様な言葉遊びが根元か
はたまた
このお国柄から
伝統的に植え付けられた癖なのか

囀りは今日も憶測ばかりの造作の真実を産み出すのか
三分の一を二に加算する術に長けた顔無し垂れ流しお化けども

心一つに
文字同調し
精神安定を促す文化よ

拒食なのね
食わず嫌いは程々に
大多数奔放に貪り吐いて
今日も大盛況とばかりに青い鳥は囀る

2013/06/09 (Sun)

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