ホーム > 詩人の部屋 > マミリンの部屋 > 高飛車

マミリンの部屋


[2] 高飛車
詩人:マミリン [投票][編集]

蜩も疲れて
また一つの夏が終わった

フェミニズムが叫ばれるようになってから
どれくらいになるのだろう
どこまでも自由な私は
今 束縛を欲する

時がたち 自由を手に入れても
憂いの理由は変わらないのだ

好きな人に好きと言えない
比べられるのが恐くて
素直になれない

台風が去って
また同じ秋がくる

自惚れていた自分を恥じて
私は気合を入れ直す

大丈夫 大丈夫
選ばれなくても
結ばれなくても

私は私と結婚している

2018/09/06 (Thu)

[前頁] [マミリンの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -