きっと や

いつか を

期待して

言葉にならない気持ちは募るが

でも勝手な 自分の
解釈でしかないと

思い知らされるだけ

何が満たされないのか
どうすれば埋るのか

心の底は

どうやって作られるのだろうか

隙間から

沢山のものが零れていく

一般的な幸せや
優しさでも
満足出来ず

もっと もっと

埋まらないんだよ

贅沢な人間


温かい場所に
包まれる

温かい手に
受け入れられる

体が

きれいなものに触れてはいけないよと
拒絶反応



普通の生活を送る自分に違和感を感じる

裏切れよ
全部 投げ出しちゃえよ
そうやって生きてきただろう?

もう一人の自分がささやく


私は おかしい

狂っている

あの頃の
私たち
二人、重なれば

ひとつになって
やっと、立ち上がれて
先に見える
微かな希望へ
震えながらも手を伸ばして

たった

いっしゅんのぬくもりや優しささえも
零さず逃さないと

強く手を握り締めて


永遠とはいわないから
どうか

もう少しこのままでいさせてくださいと

泣いて眠った



二人には

このまま も

ずっと も

無かった

“ひとつ”の二人は半分になった

大切なものたちが
がたがたと
壊れ始めた
守るため
支えるため
その使命があったから
私は
壊れそうになっても
崩れそうになっても
道を踏み外しそうになっても
理性を失わないよう

歯を食いしばった

私が


しっかりしなければ、と。


守り切りたかった
触れてしまったから
私は本気だった
全身全霊

親のよう
愛を注ぎ

そして

幸せになれるよう
背中を
押してきた


決してね

傷の舐めあい
甘やかすために

いたわけじゃないんだよ






私には


力は無かった

何も 伝わらなかった

それが 私の

価値だった


気付くのが
遅かったね





何も
変わらない


私には

変える力は無いという事







そろそろ






楽に なってもいいかな






死ぬ事が
許されない事ならば







消えて






遠い地で
生きるよ私は

ポンコツの車

Sevenstarの香りと

甘い車の香り

飲み物はいつも珈琲牛乳

たまに怖い顔をして
たまに寂しい顔をして
大半は笑顔で
でも寂しそうで

握る手は
優しかった



二人だけの秘密基地

壊したのは私だった






夏が終わる


遠い 昔の記憶


あなたは今

幸せですか

愛されたいと願う

誰かでは無く

私自身に

私を
罵倒し
恥じ
哀れんで
憎んで
呆れて
悲しんで


一番

理解されたいのも
私なんだ

「私」自身が解らない限り
他人を愛したり
他人に何も伝えられないと思う


いつか
自分を
大切に出来る日を。

自分の
存在を
この世から消したいはずなのに

何処かで誰かの心の中に居続けたいと願っている

だから今も
生きている

過去と現実との
距離が長くなればなる程
過去が
増して愛しく思い
過去が
増して輝いていく

形にも文字にも
その過去達を
表してくれるものはもう無く
唯一
少しずつ薄れていく記憶達に
触れる事によって
過去へ辿っていく

ひとり
過去に溺れ浸っていく
生温く
でも居心地がいい

でも此所にはもう何も無い


日に日に
薄れていこうとする
過去へ繋ぐ記憶の破片達を
必死には集めては

どうしようもない喪失感を感じる

過去と現実の狭間の中理性と本能が揺れ動く
現実寄りになれば理性が強くなり
過去寄りになれば本能が強くなり

未だ過去から解き切れない
居場所が無い過去に居座っている
自分をどう現実に引き戻そう


現実の方が
先に進めば
未来が広がり
幸せがあるはずなのに。

毎日淡々と
やらなければならない事
与えられた事をこなし働き
ご飯を食べ、寝て
明日がやってきて

その中に

幸せなことや
楽しみがあって


でもその
幸せなことも
楽しいことも
うまく
感じれない

だから毎日の自分の行動は
機械みたいで


でも

恵まれていない訳でも無く


贅沢な事で悩んでいる

これ以上
何も要らないはずなのに

何もかもうまく感じれないから

欲しがる求める

欲張りな 人間だと思う。