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himariの部屋


[37] 君が居た世界
詩人:himari [投票][編集]

君はいつも笑っていた

青のカーテンの隙間から
春夏秋冬の風が部屋に入り込み

テーブルの上には
新商品のコンビニのジュースに
ラークのメンソールの煙草

私の煙草のicene

1Kの部屋に
思いっきり詰め込んだ二人の荷物

そこで私たちは何年も暮らしていて

君との笑いが絶えない
日常があった

君は
強がりのさみしがりや

寝るとき君は私を抱き枕にして

年下らしい可愛さがあったね

君が居るのが当たり前で
君が隣に居るのが当たり前で

当たり前なことが

どれだけ大切か
私にはあのとき解らなかったんだ

君は空気みたいだった

無くてはならない存在で
君が居たから呼吸が出来たんだ

君が居なくなったあの日

私は
何度も何度も後悔したよ
たくさんの涙を流したよ
君は言った

俺はお前の味方

君が残してくれたものは

悲しみだけじゃなかった

幸せだった日常

君が居た世界が

今でも色褪せない

2010/02/05 (Fri)

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