詩人:璃星 | [投票][編集] |
いなくなってはじめて気付く
そんな馬鹿な女じゃないから
わたしは貴方の価値くらい
随分前から知ってたよ
だから
当たり前の虚無感を
予測可能な寂しさを
ただ只管に痛感するだけ
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キミの為になるだろうかと
思いつくものは数え切れなくて
キミの為にしてやりたいことは
やっぱり数え切れなくて
それなのに
キミに対して出来ることの
なんて少ないことだろう
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致死量ギリギリの
淋しさを与えられて
わたしは貴方に飼い慣らされて
中毒になっていることにも気付かず
貴方がこれを愛だって言ったら
身体中侵されながら貴方の名前を呼んでるだけ
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ほんの数ヶ月貴方と話しただけで
貴方の何もかもを知った気になって
些細な事柄を知ってることが本当に嬉しかった
タバコの銘柄とか
髪を切った時期だとか
寝過ごした朝を知ってるだけで
でもわたしが知らない貴方の6年間の
過去形でしか知らない彼女と
何度勝手に張り合って
ひとりで塞ぎこんだだろう
わたしが眠る頃
何度も弾いてくれたギターは
彼女を想って作ったわたしのお気に入り
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キミの感情を読み取って
キミが切り出すほんの少し前に
わたしから言葉を切り出した
キミにわたしは傷付けさせないから
そう思ってわたしは結論を出したけれど
それがもしキミの望んだ言葉じゃなかったら
あの時
わたしはキミを傷付けてたんだよね
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どうしてほしいかわからないまま
ただがむしゃらに信じて
只管に我慢してたけど
今思えば
がんばったなぁって頭を撫でてもらうためだけに
がんばってたんだと思うの