詩人:チェシャ猫 | [投票][編集] |
泣き出しそうな君の背中に さよなら言うよ
零れた涙に映る君が
いつまでもキレイであるように・・・。。
どんなにその両手を伸ばしてみても
そこに触れられるものなんて 何一つなかった僕に
唯だ聞こえていたのは君の声だった
震えるその唇に触れたのは
強く握ったら 消えてしまいそうな君の手だった。。
その目に映る星が滲む夜にも
差し出すその手に淋しさが降る夜も
大きく息を吸い込んだなら
見えなくなるまで蹴飛ばしてやればいい
零れた涙にまだ君が映っているなら
かっこ悪いって言われてもいいさ
転んだってまた立ち上がる。。
だから僕は震える君の背中にありがと言うよ
行き場をなくした声が 涙に変わるその前に
多分零れた涙を忘れないよ
歩き続ける思い出の中で振り返る君が
いつまでもキレイであるように・・・。。
詩人:チェシャ猫 | [投票][編集] |
世界がもう語り尽くした
誰もが聞き飽きた言葉で僕は
この声が君に届くように
迷いそうな夜の下で歌い続けるから
枯れかけた声で叫ぶ愛は
きっと貴方に届くから・・・。。
いつからか涙することを忘れた世界
見えない何かに右手突き上げて
その両足で大地に踏ん張っていた
精一杯背伸びしてみてもまだ大人になれない僕は
いつかは星にも手が届くと
そう自分に言い聞かせた・・・。。
消えかけた声が世界の時間から取り残されたとき
伸ばした手に触れたのは貴方の涙でした
その手は誰かに振りかざすのではなく
震える誰かを抱きしめる為にあるのだと
君は教えてくれたから
君は微笑った オレンジ色したソラの下
どんなに上手にキスしてみても
途中で途切れてしまうけど
淋しいときに微笑うクセは
目をそらしたくなるくらい キレイだから・・・。。
涙が零れた 星の見つめるソラの下
例え時計の針を止めてみたとしても
世界は変わらずに歩き続けるけど
枯れかけた声で叫ぶ愛は
きっと貴方に届くから
いつからか微笑うことを忘れた世界が
語り尽くされた愛を置き去りにしても
僕はこの夜の下で歌い続けるから
枯れかけたその声に
枯れかけた願いを乗せて・・・。。
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星は人を愛することを教え
月は涙の流し方を伝える
抱き合う夜に君の声は
気付かないほど小さく泣いていた・・・。。
重ね合わせた距離と時間は
こうもたやすく色を変え
行き場を失くした幼き日の僕が
悲しく滲んだ目で僕を見つめる。。
抱きしめるだけじゃ我慢できなくて
キスだけじゃもう足りなくて
見えない愛の形手探るよ
軋むベッドの中・・・。。
形のないものは月に照らされて影ができ
二人をそっと見つめるよ。。
二つ並んだ影と重なる唇は
夜に溶けそうなくらい静かで
手をつないだだけではしゃいでいた君が
零した微笑は今涙に変わった
寄り添うだけじゃ怖くて
重なり合っても不安は消えなくて
二人の影だけまだ求め合うよ
濡れるベッドの中・・・。。
冷たい雨はその吐息消して
届かない思いが零れるよ。。
見えない愛の形手探るよ
軋むベッドの中・・・。。
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半分の月が寝ている夜に
星を掴もうと伸ばしたその腕が
神話の世界へ届きそうで
君のもとへ届きそうで・・・僕は少しだけ微笑った
この小さな部屋からじゃ
四角に切り取られたソラしか見えないけど・・・。。
言葉にして君に伝えられるほど
ハッキリとした気持ちじゃないし
君の見つめる先に
僕はいないことだって知ってるけど
離れていたとしても願えばいつか想いは届くカナ?
思い続けているだけで満足できるほど
もう子供じゃないけれど・・・。。
憧れていた君のカタチは少しずつ変わっていき
もう手を伸ばしてみても届かないけれど
零れそうな涙をかくして微笑っていた君は
誰よりキレイに見えたから
多分ずっと君を忘れないよ
微笑って振った左手に
涙が零れても・・・。。
僕らの小指に誓いの糸なんてないし
多分これからもそれは変わらないけれど
少し照れくさそうに 昔の恋の話をする君は
誰よりキレイに見えたから
ずっと・・・ずっと君が好きだよ
微笑って振った左手に
涙が零れても・・・。。
happy birthday tomo
チャシャ猫より愛を込めて・・・
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君といた夏 見上げたソラに咲イテいた
名前も知らない花と君を多分ずっと忘れない
思い出の中振り返る君は微笑っているから・・・。。
君を思うと眠れない・・・
なんて想い知らずにいたし
これからもきっとそうだけど
初めて見た誰かを キレイだと思ったあの瞬間だけは
ずっとずっと
君色に染まり続けている気がした・・・。。
同じ夜に同じ星に抱かれて同じ夢を見たとしても
その気持ち 言葉にできるほど大人じゃなくて
僕はただ届かないソラに手を伸ばした
小さな女の子が その小さな手を合わせて
流れる星に願うように・・・。。
君の事なんて全然知らなかった僕は
僕の言葉で流れる君の涙にも 気付かずにいて
もう取り返しがつかなくなった頃に初めて
この手から滑り落ちた 大切なものに気が付いたんだ
名前も知らないあの星が
耳元でそっと奏でる子守唄のように
君を抱きしめられていたら
・・・なんてもう遅すぎるけど
君といた夏 見上げたソラに咲イテいた
名前も知らない花と君を多分ずっと忘れない
涙で滲んだ星に
もう・・・君はいなくても・・・。。
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右手には あの日失くした指輪があればいい
携帯には 君の声が残っていればいい
眠っていても涙が零れそうな夜にはまだ
伸ばした右手が君を求めて・・・。。
君と出会った日が嘘のよう
見上げた空はもう 手が届かないくらい高くなり
泣きながら瞬く星屑に
あの日の二人が重なり合っていた
「ありがとう」の夏は思い出の中へ歩き去り
「ごめんね」の秋がきた
零れた涙の分だけ時計の針を戻せたなら
君と過ごしたあの夜をもう一度だけ抱きしめて。。
その瞳には微笑った君が映ればいい
(例え彼女瞳に映るのは僕じゃなくても)
ただこの両腕で君を受け止められればいい
(例え君はそれを必要としていなくても)
誰かに電話したくなるような一人の夜には
思い出だけを抱きとめ・・・。。
多分変わらないものはないんだって
零れない涙はないんだって
そう囁いた君が今 夜に迷うなら
僕は過去に背を向けて
もう一度だけ君の手握り締めて
今君に誓うよ
ささやかなことだけど心から
君にとっての王子様にはなれなかったけど
星が滲んで見えないときには
隣にいるよって
今 君に誓うよ・・・。。
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夜の囁きにつられてふと見上げたその空には
ほら あの日と同じ星達が
変わらずに僕らを見つめてて
手を伸ばせば この胸に抱けそうな気がして
幼い両手をそっと握りしめた・・・。。
どこまで走ってみても
僕の背中を滑り落ちる月の光のように
少しだけ近づいたと感じたその距離は
願えば願うほどまた遠くなり
もう絶対に離さないって 強く握り締めた
この両手をそっと開いた その時にはもう・・・
星なんてどこにもなかったんだ。。
届かない場所で歌えるほど
僕はロマンチスチストにはなれないし
一人の夜に星の瞬きを子守唄にして眠れるほど
そんなに強くもなれないけれど
それでもまた僕は祈るんだ
君といた夏 星空の下で
振り返る二人は微笑っているから
今もどこかでこの夜に抱かれて歌う君が
あの日のままであるようにと
零れた涙には月が微笑っているようにと・・・。。
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すっかり見慣れたあの日の帰り道に
今一つずつ街灯がともって
気付けばまた頬を伝う涙にも
夕焼けの色が映ってる
君と会うのも久しぶりだね
微笑って僕を見つめるその瞳には
あのころの二人が並んで揺れている
だからほら
夜が夕焼けを包むほんの少しの間
あの日の君と手をつないで歩いて
見上げた空にはきっと
君色の星が泣いている
小指の糸が切れたあの日から
気持ちだけ置き去りにして
たくさんの季節を追い越してきたけれど
ずっと止まっていた時計は
今やっと動き始めたみたいだ・・・。。
だから今
花火が君の横顔を照らし出すほんの少しの間
気付かれないようにそっと
あの日途切れた小指の糸結びなおして
無邪気に微笑む君のこと
ただただ見ていたいって思うんだ・・・。。
ずっと消えない線香花火なんてないけれど
それでも僕たちは
差し出す右手を花火にかざす
夜風に吹かれて消えないようにと
照らし出された横顔
夜に隠れてしまわないようにと・・・。。
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朝目が覚めると僕は涙を流している
何故って聞かれたって答えられない
怖い夢 悲しい夢・・・。。
それとももしかしたら
通り過ぎてしまったあの頃を。。
夜は静かに君の影を連れてきて
また僕にそっと微笑みかける
必死に耳をふさぐ僕の両手を
月の光はやさしく滑り落ちて・・・。。
「まだあの子を忘れられないの?」
そうだよそんなの分かってる
それでも僕は目をそむけなきゃ
この涙が
君を求めてまだ止まないんだ。。
この夜を越えて 月が隠れれば
多分君は思い出の中へと歩き去っていくけれど
その手握ろうと差し出した左手は
まだ手探りを繰り返しているんだ。。
朝目が覚めると僕は泣いている
右手はただ 何もない宙に弧を描く
頬に残る君の温もりを抱きしめて僕は
写真の君にキスをする
ただ その涙枯れないように・・・。。
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君に少しでも近づきたくて
そう思って軽い気持ちで使ったその言葉が
こんなにも君を傷つけていたなんて
君は僕が気付かないようにって
知らない顔して笑ってくれていたなんて・・・。。
君の昔の彼氏からメールがきたよ
ふざけんなよって
お前かっこ悪いぞって
涙で滲み始めた僕には
もうそれ以上読むことはできなかったけれど
ただ一つだけ
君に謝らなきゃって
そう思ったんだ。。
「ごめん」だなんて言葉
どれだけ並べたって多分足りないし
君の心に届かないけれど
それしか思いつかない僕は
震える両手でただ
「ごめん」て言葉を投げつけた。。
かっこ悪いね
女の子一人笑顔にできない
あいつの言葉がまだ
僕を締め付けて放そうとしないんだ
途中で切れた小指の糸が
まだ君を求めてるんだ・・・。。
今君のその手を離すよ
涙で濡れたその肩
抱きしめれるだけの強い両手は
もう・・・ないから。。
だからせめて僕は微笑って君に伝えるよ
「さようなら」
それと・・・ありがと。。