詩人:チェシャ猫 | [投票][編集] |
祈っています
一人の嫌いなあなたが
ずっと微笑っていられることを・・・。。
信じています
眠れぬ夜まで抱きしめられるようになれば
あなたにまた会えると・・・。。
出会ったあの日の二人は
今でも色褪せず微笑っているのに
目を開ければそこには
背を向けて歩き出すあなたがいる。。
僕には時計の針を止めれなかった
せめてもう少しだけやさしくなれたなら
あなたの涙くらいは止められたかな・・・。。
広がった距離に寂しさは積もっても
どこからか君の声は聞こえてくるから
二人重ねた時間だけ寄せ集め
終わらない愛を誓おう。。
ずっと祈っています
この思いが枯れぬようにと・・・。。
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出口の無い夜の中で 誰かが涙していても
君は知らない顔して微笑うのさ
私は幸せよとささやいて・・・。。
濡れた唇に愛を乗せて
君は僕を包み込むのさ
音の無い夜に 君の吐息は息づいて・・・。。
罪の意識も無いまま
通り過ぎていった大切な日々には
まだ無邪気に笑えた僕らがいた。。
終わりの無いソラの下で少しずつ優しさを失くしても
君は知らないふりして微笑むのさ
私は幸せなのとささやいて
どこまでも伸びた影に抱かれて・・・。。
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知らない誰かが色付けたこの街から
知らない誰かが勝手に動かすこの世界から
逃げ出せるのならこの手を差し出そうと誓った。。
星も見えない夜の下
壊れかけた理想かかげ君を抱きしめた
そこにある確かな温もり守るために
破れかけた翼広げて・・・。。
空につながるこの大地踏みしめ
寂しさの終わりを祈ろう
疲れ果てた瞳に君を映し
もう一度だけ誇りをかかげよう
君の優しさは幻でも
この世界が嘘でも・・・。。
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さようなら
またきっと会えるから
微笑って君に手を振るよ
涙は夜にゆだねて・・・。。
色移ろい続けるこの世界で
一つだけ誓った確かな想い
君を守り抜ける程強くはなれなかったけれど
それでも傍にいたかった。。
目を離せば消えてしまいそうな君を
うまく抱きしめることはできなかった
繋がり合えた夜さえもう
忘れてしまいそう。。
ありがとう
またきっと会えるから
微笑って君に手を振るよ
振り返る君に 涙が零れても・・・。。
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嘘と悲しみに埋もれたこの街で
僕らは祈りながら撃鉄を起こす
その銃口が誰に向けられるかは知らないまま・・・
いつから僕らは求めてた?
信じることさえ失くしたこの世界で
歩き続けるしかないと知っていた
少しずつ増えてゆく傷と愛想笑いを
幼さ残る背中に抱いて。。
辿り着くことの無い道の先に手を伸ばし
僕らは泣きながら引き金を引く
いつかこの銃口が
愛するものに向けられていても・・・。。
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冷たい手に吹きかける息は
いつの間にか冬の色になっていた
見上げたソラからは
白く滲んだ雪の破片が舞い降りてきた
ふと僕は この手に掴んでみたくなった
今この場所よりもソラに近い場所で
誰よりもソラに近い場所で
古びた鉄の階段2段飛ばしで上って
ビルの屋上から手を伸ばした
手のひらに降りた雪は
さっきまでの場所と変わること無く
小さく溶けて消えてった・・・。。
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君を守るためには
この手に剣を握るしかなかった
傷だらけのその腕では
もう君は抱けなかった・・・。。
用意された二つの道を突きつけられ
僕は盾を捨てて剣を握った
守るだけじゃなくて
君を閉じ込めようとする暗闇を
この手で切り裂きたかったから
・・・いつからかその刃は人に向けられていた
ただ君を守れることができたなら
それだけでよかったのに・・・。。
傷つけて 傷つけられて
ぼろぼろになったこの腕では
もう君を抱けなかった・・・。。
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僕らは皆 小さな痛みを心に抱いて生まれてきた
世界中で零れる涙の音を
無意識のうちに拾い集めて・・・。。
僕の痛みは
大人になれば消えてゆくかもしれないけれど
零れる涙は変わらない
ソラに祈った。。
僕には何もできないかもしれないけれど
何もしない自分にだけは なりたくなかった
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「ねぇお父ちゃん。。
クリスマスになったらサンタのおじちゃんが
おっきなソリに乗ってやってきて、
プレゼントくれるって本当??」
「ああ、本当だよ。。
いい子にしてたらきっと・・・。。」
街中に鐘の音が鳴り響く夜
世界中の夢を背負って飛ぶ貴方の姿は
誰より大きく見えました
重ねた時間が信じることを忘れても
それが大人になることだよと
貴方は微笑んでいました。。
街中が騒がしく色付く夜
枕元に大きめの手袋を置いておきました
他人(ヒト)の夢まで引き受けられるほど
僕の背中は大きくはないけれど
雪の降る街を走る貴方が
せめてその冷えた手を温められるように
・・・今でも貴方を信じています
例え一人目覚めた枕元に
プレゼントはなくても・・・。。
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冷たく震えるキミの手をそっと握るのは
ちょっとかっこよすぎる気がしたから
少し距離縮めるだけで我慢した・・・。。
ソラを見上げて大きく息を吸い込んでみると
少しだけ冬の匂いがした
吐く息の白さに
見とれて微笑んでいたキミは
何故だか少し大人びて見えた。。
手を広げれば触れる世界の中で
僕はキミを抱きしめられなかった
どんなに手を伸ばしても届かない星に
キミは必死に手を伸ばしてた
だから僕も
もう少しだけ勇気出してみるよ
まだ頼りないかもしれないけれど
せめてキミを抱きしめられるように
せめてその手温められるように・・・。。