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チェシャ猫の部屋


[102] sink you
詩人:チェシャ猫 [投票][編集]

少しずつ色付きはじめた街の片隅で
貴方の名前を呼んでみました
白く曇ったその声は
寂しく響いて消えました・・・。。


 僕は 人より少しだけ
 ほんの少しだけ強くなれればそれでよかった。。

 震える貴方を抱きしめられるだけ
 たったそれだけ優しくなれればそれでよかった。。


差し出す両手に寂しさが積もる夜には
誰か彼女を抱きしめてあげて
何よりも一人が嫌いだった貴方の小さな肩が
微笑みを失くしてしまわないように・・・。。


あの日から動かなくなった時計の針を回して
貴方の名前を叫んでみました
枯れかけたその声は
寂しく響いて消えました・・・。。


2004/12/03 (Fri)

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