詩人:チェシャ猫 | [投票][編集] |
少しずつ色付きはじめた街の片隅で
貴方の名前を呼んでみました
白く曇ったその声は
寂しく響いて消えました・・・。。
僕は 人より少しだけ
ほんの少しだけ強くなれればそれでよかった。。
震える貴方を抱きしめられるだけ
たったそれだけ優しくなれればそれでよかった。。
差し出す両手に寂しさが積もる夜には
誰か彼女を抱きしめてあげて
何よりも一人が嫌いだった貴方の小さな肩が
微笑みを失くしてしまわないように・・・。。
あの日から動かなくなった時計の針を回して
貴方の名前を叫んでみました
枯れかけたその声は
寂しく響いて消えました・・・。。