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チェシャ猫の部屋


[105] 手を広げれば触れる世界の中で
詩人:チェシャ猫 [投票][編集]


冷たく震えるキミの手をそっと握るのは

  ちょっとかっこよすぎる気がしたから

  少し距離縮めるだけで我慢した・・・。。


  ソラを見上げて大きく息を吸い込んでみると

  少しだけ冬の匂いがした

  吐く息の白さに

  見とれて微笑んでいたキミは

  何故だか少し大人びて見えた。。


    手を広げれば触れる世界の中で
 
    僕はキミを抱きしめられなかった

    
    どんなに手を伸ばしても届かない星に

    キミは必死に手を伸ばしてた

  
 だから僕も

 もう少しだけ勇気出してみるよ

 まだ頼りないかもしれないけれど

 
  せめてキミを抱きしめられるように
 
  せめてその手温められるように・・・。。 

  

 

2004/12/09 (Thu)

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