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チェシャ猫の部屋


[110] trigger〜右手に抱いた悲しみ〜
詩人:チェシャ猫 [投票][編集]


 嘘と悲しみに埋もれたこの街で

 僕らは祈りながら撃鉄を起こす

 その銃口が誰に向けられるかは知らないまま・・・


 いつから僕らは求めてた?

 信じることさえ失くしたこの世界で

 歩き続けるしかないと知っていた

 少しずつ増えてゆく傷と愛想笑いを

 幼さ残る背中に抱いて。。


 辿り着くことの無い道の先に手を伸ばし

 僕らは泣きながら引き金を引く

 いつかこの銃口が

 愛するものに向けられていても・・・。。

2005/01/18 (Tue)

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