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チェシャ猫の部屋


[138] 繰夜
詩人:チェシャ猫 [投票][編集]

崩れ落ちた空を仰いで
沈むように溶けていった君を
欠けてゆく月に重ねて
また零れた涙を慰めた・・・。


同じ夜を繰り返しながら
また後悔は積みあがってゆく
幾度も振り切ると誓ったその過去に
今もこの手は引きずられたまま
同じ答えを求めてる


何時かは祈りも消えて流れるのか
もう届かない君の欠片から
せめてあの日の二人を描けるのならば
その小さな肩さえ支えられなかった
この腕など惜しくは無いのに


繰り返す同じ夜に責められて
動けずに立ち止まったちっぽけなこの心も
逃れられぬ悲しみに包まれたなら
もう少しくらいは優しくなれるだろうか


繰り返す同じ痛みを抱きながら
この腕は君を描き続けるよ

君を探し続けるよ・・・。。




2005/09/25 (Sun)

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