詩人:チェシャ猫 | [投票][編集] |
幾重にも紡いだ声の果てに
君が見たものは何か
禁じられた蜜の味に溺れて
君は深く堕ちてゆく・・・
蒼く揺れる月が眠る夜
艶やかに咲く花は濡れ
漏れる吐息を押し殺す
差し出したこの身に罰を刻まれたとしても
楽園に魅せられて理性は朽ちてゆく
行き着く先でこの身が果てるなら
死に際に花束を捧げてくれないか
禁じられた甘い果実に
秘められた罪は何か
差し出される誘惑に身を委ね
僕は深く堕ちてゆく
咲き乱れた花は濡れて
零れる夜の端で息づいている
禁じられた蜜の味に溺れて
罪人は深く堕ちてゆく
行き着く先で二人が果てるなら
死に際に花束を捧げてくれないか・・・