ホーム > 詩人の部屋 > チェシャ猫の部屋 > 月に怯える兎

チェシャ猫の部屋


[187] 月に怯える兎
詩人:チェシャ猫 [投票][得票][編集]

こんなにも孤独な星の隅で
こんなにも孤独な作業を繰り返す
見とれて微笑む人々の
漏らす声さえ届かない・・・・・・


退屈な日常を埋める為の
暇つぶしの一つとして生み落とされた
月が美しく映える頃
擦り切れた掌に杵を握る

気ままに描かれ忘れられ
孤独な兎は消えていく?

寂しさで死ねたら楽なのに
唯の一人も月に思いを馳せなくなるまで
僕は孤独の杵を振る


気ままに造られ捨てられて
月の兎は死んでゆく?

寂しさで死ねたら楽なのに
今日も独りで杵を振る


2008/09/17 (Wed)

前頁] [チェシャ猫の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -