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チェシャ猫の部屋


[19] 降りしきる粉雪とこの思い・・・
詩人:チェシャ猫 [投票][編集]

いつでも側にいることが当たり前で
芽生え始めた気持ちにも気づかずにいた

昔は素直にただ真っ直ぐに
キミの幸せを願うことができたのに
今はただボクを見てほしいと願う・・・

この気持ちが恋だと気づいたときにはもう
キミは他の誰かに包まれて・・・
ボクはぎこちなく微笑みながらキミの話を聞いている
キミの幸せな顔さえ見ていられれば

それはそう嘘じゃないけれど・・・

こみ上げる切なさに
またそっと頬を濡らす

降りしきる粉雪が海に流れ出すころまでには
少しはこの気持ちも薄れているかな・・・
またキミの幸せを願うことができるかな

キミの隣で微笑んでいられるカナ・・・

2003/10/29 (Wed)

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