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チェシャ猫の部屋


[60] 小さな恋の歌はほうき星にのって
詩人:チェシャ猫 [投票][編集]

僕は今歌うよ
あの日君が口ずさんでいたあの歌を
あの日の君の声に重ねて
どこかできっと聞いている君に届くようにと
僕は今大声で歌う・・・


手を繋いだり抱きしめあったりキスしたり
君はいつもそんなのにあこがれてたね
恥ずかしいから嫌だってゆってんのに
決まって君は濡れた瞳で僕を見つめて
「お願い」だなんて耳元でささやくんだ

君の眼に僕は今映っていますか
どこかで今もまだ心配そうな顔で
僕のことみていますか
背も高くなったし喧嘩だって強くなったよ
キスだってうまくなった

涙で濡らしたこの両手で
君を支えるから
もう一度だけ僕の手を握って・・・


僕は今歌うよ
あの日君と約束したこの場所で
今はきっと君がいる星に手を伸ばして
ほうき星にのって君に届くようにと

僕は大声で歌う
小さな小さな恋の歌を・・・。。

2004/05/19 (Wed)

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