詩人:チェシャ猫 | [投票][編集] |
いつものように微笑っていた君が
何も言わずにいなくなったあの日から
ずいぶんとたくさんの季節を追い越してきたね
もう 夏も三度目だよ・・・。。
僕の手から何かが滑り落ちたあの夜
並んで見上げたソラには
名前も知らない花が咲イテいた
見とれてはしゃいでいた僕は
つないだ手に零れた君の涙にも
気づかずにいた。。
君は今微笑ってる??
悲しい目をする君を側で支えることも
泣きだしそうな君を抱きしめることも
今の僕には できないけれど・・・
精一杯伸ばした僕の腕に
つかめるものなんて 結局何一つなかったけれど
そっと開いた掌にはただ
君からの最後の言葉が残ってて。。
君といた夏夜空の下
振り返る僕たちは微笑っているから
君が僕の運命の人じゃなかったとしても
小指から伸びた糸は君を捜すから
君といた夏 幸せだったよ
夜空の下 振り返る僕たちは微笑っているから・・・