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チェシャ猫の部屋


[79] 君といた夏夜空の下にサク花
詩人:チェシャ猫 [投票][編集]

いつものように微笑っていた君が
何も言わずにいなくなったあの日から
ずいぶんとたくさんの季節を追い越してきたね
もう 夏も三度目だよ・・・。。


僕の手から何かが滑り落ちたあの夜
並んで見上げたソラには
名前も知らない花が咲イテいた
見とれてはしゃいでいた僕は
つないだ手に零れた君の涙にも
気づかずにいた。。

君は今微笑ってる??
悲しい目をする君を側で支えることも
泣きだしそうな君を抱きしめることも
今の僕には できないけれど・・・

精一杯伸ばした僕の腕に
つかめるものなんて 結局何一つなかったけれど
そっと開いた掌にはただ
君からの最後の言葉が残ってて。。

君といた夏夜空の下
振り返る僕たちは微笑っているから
君が僕の運命の人じゃなかったとしても
小指から伸びた糸は君を捜すから



君といた夏  幸せだったよ
夜空の下 振り返る僕たちは微笑っているから・・・

2004/06/16 (Wed)

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