詩人:チェシャ猫 | [投票][編集] |
ずっと忘れないよ
微笑みって振った左手に
涙が零れても・・・。。
気づいていた
僕が精一杯伸ばした腕に
つかめるものなんて何一つ無かったってこと
どんなに叫んでみても僕の歌は
君には届かないってこと
それでも君が描いた物語の
どこか隅っこに僕の名前があれば
あやふやな地図でも歩いていけると信じてた・・・
君の背中にさよなら言うよ
行き場を失くした声が涙に変わるその前に・・・
泣き出しそうな夜にヒトリで見る星は
隣に君がいたあの頃と変わらずにまだ微笑んでいて
手を伸ばせばこの胸に抱けそうで
幼い両手をぎゅっと握り締めた・・・。。
一人ぼっちが大嫌いだった君は今微笑えているのかな
泣き虫だった君を
側でずっと支えていてあげたかったよ
それはもう・・・叶わないけれど。。
歩き続ける思い出の中で
振り返る二人は確かに微笑っているよ
重ねた時間(トキ)の分だけ
見上げるソラは滲んでいくけれど
淋しいときに微笑う君のクセは
誰よりキレイに見えたから・・・
零れる涙に映る色は
何よりキレイに見えたから。。。
ずっと忘れないよ
二度と振り向くことは無い君の背中に
微笑って振った左手に
涙が零れても・・・・。。