月の光に照らされた傷痕がひどく痛むこんな夜に部屋は鉄の匂いに溢れてもう刻む墓標が無い別に死にたい訳じゃないこの思いを忘れぬようこの血と傷とで確認する君がいなければ哀しみを知る事は無かったのに…太陽に燃やされた左手はもうボロボロ決して 消えない傷別に切りたい訳じゃない痛みがないと 生きてる実感がしないだけ君がいなければうまく笑えてたのに君がいなければ高く飛べたのに君がいなければ…楽に死ねたのに…
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