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剛田奇作の部屋


[165] 命日
詩人:剛田奇作 [投票][編集]

アマゾンみたいな低い空の下


無数の渡り鳥に急かされ
息切れを覚えた真っ赤な夕日


地球を抑制する理性は豚のお面を付けて隠れ上手のつもり


冬、切れたつま先をみつめるチンパンジー


夏、歪んだ大陸を査定するペンギン


今じゃバス停を作りすぎたせいでバスはやってこない


生臭い人間の領域


コカインの元になったのは
八百屋で落としたコンドルのタマゴ


賞味期限は午後3時


海水、干上がる
午後3時


地球が永眠る、
午後3時




2009/01/24 (Sat)

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