詩人:剛田奇作 | [投票][得票][編集] |
高校時代、二年と半年間想い続けた彼とは
ラブレターを二通も送って一言も話せなかった
顔から性格からすべて大好きで、尊敬している友達がいて
仲良くなろうと
しきりにメールを送るも
ちっとも返ってこない
好きな母は最近
あんたとしゃべると具合が悪くなる
と言って、あまり電話に出てくれない
親しかった友達にも
精神的混乱期みたいだからゆっくり休んでね
と言われる
愛情は見返りを求めた
別の方向から
返ってくることが多い
私は、猫と犬と子供に
好かれる
ニャンニャンニャンニャンワンワンワンワン
抱っこー抱っこー
はい愛情、一周
おかえりなさーい
どんな形でも愛情は愛情
循環しない愛情はなくて
愛情の掛け捨てになることはない
ただそれが望む方角から来ることは稀だ