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剛田奇作の部屋


[332] 麻薬
詩人:剛田奇作 [投票][編集]

ゾンビみたいに


フェンスごしに輝くラスベガスを見ている


モルモットみたいに
延々ぐるぐるまわりながら


かつて覚えたあの麻薬の味


堕ちる、一瞬の


悦楽と絶望に挟まれる感覚が忘れられず


恋を覚えて


ゾンビになった


君を覚えて


人間になった




2010/02/06 (Sat)

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