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剛田奇作の部屋


[394] コトリノウタ、ママへ
詩人:剛田奇作 [投票][得票][編集]

ずっと微笑んで
おどけて
無邪気に歌って


貴女に愛されようとした

笑ったのは、

泣いても振り向いてもらえないって分かっていたから

愛されなくても
ただ生きるしかなくて、自分を傷つけた

そして、
あなたを傷つけ、自分の回りのあらゆるものを壊した

救われない歌を歌い

許す、という本当の意味に気付いた

あなたを許す方法を学ぶ時、初めて歳をとった

貴女から離れることができた

初めて、自分に逢えて好きだと伝えた


自分を許すことを知った


私も貴女も
誰も傷つけずに生きる方法を知った


そして貴女も愛を教わっていないのだと悟った

だから愛を与える亊が出来ないのだと


次は自分で自分を愛する素晴らしさを貴女に教えたい


いや教えるんじゃなく

私がついていくのでもなく


ただ、共に歩きたい


2011/01/02 (Sun)

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