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剛田奇作の部屋


[410] 乾きと葛藤の中の破壊的衝動
詩人:剛田奇作 [投票][得票][編集]

気が遠くなるほどの無力感

灰色の生暖かい熱気の中で貪る悪夢

人間を絶ってから何年が過ぎたのだろう


破壊的な偏愛


手に入らぬなら 殺していいと神が言う

貴方は神なんかじゃないと 私は叫ぶ


体の中心から渦巻く 衝動

その美しさに触れたとき

心臓を焼き切るような 痛みを知った


恐怖 悲しみ

そして 渇望

白黒の 悪魔的な衝動は


私を終末に 導いてくれる


優しく 


冷たい 腕を引いて


そして 安心している


ひとつになれるのだから


灰色の大地で 

2011/08/09 (Tue)

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