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三歩の部屋


[21] スコール
詩人:三歩 [投票][得票][編集]

突然、強い雨
肌に吸いつくワンピース


こめかみから顎へと
転がる滴


汗よりも
涙よりも

はるかに当り前で
無防備だった





指先の感覚
あなたで確かめたくて
いつまでも
触れていたかった


けれど
こんなに雨を抱きしめた、今

あなたを汚したくはない




 「そのままこれが
   最後のわがままになりますように。」





「ウソは嫌い」
言った数だけ
私が嘘つき




気持ち
言葉にする度にね


1oずつ
ウソに近付いてく気がするから






なるべく笑顔

一言、重ねる







  (−−−−元気?)







きこえはじめた雷鳴は



きっとこの雨の、
   終わりのサイン。








2007/06/11 (Mon)

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